平成28年度 済生会川内病院 病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
- 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞のICD10別患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
- その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
| 年齢区分 | 0～ | 10～ | 20～ | 30～ | 40～ | 50～ | 60～ | 70～ | 80～ | 90～ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 患者数 | 598 | 120 | 90 | 171 | 215 | 371 | 928 | 977 | 822 | 216 |
平成２８年度の退院患者人数を、年齢階級別（１０歳刻み）に集計しました。年齢は入院時の年齢を使用しています。全入院患者の６５％が６０歳以上となっており、比較的ご高齢の患者さんが半数を占めております。また、０～１９歳までの割合も全体の１６％となっており、小児医療も力を入れています。
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060340xx03x00x | 胆管（肝内外）結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等２なし 副傷病なし | 151 | 10.87 | 11.06 | 11.92 | 75.45 | |
| 110280xx99000x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし | 60 | 21.55 | 12.48 | 8.33 | 67.78 | |
| 050130xx99000x | 心不全 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし | 46 | 13.87 | 17.95 | 13.04 | 82.96 | |
| 060140xx97x00x | 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄（穿孔を伴わないもの） その他の手術あり 手術・処置等２なし 副傷病なし | 37 | 12.16 | 10.93 | 21.62 | 73.14 | |
| 060020xx04x0xx | 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等２なし | 29 | 8.97 | 9.02 | 3.45 | 75.38 |
内科の１位・４位・５位は消化器内科の拡大・医師増員により、胆管結石・胆管炎などの胆道系疾患、消化器臓器からの出血、胃や大腸のポリープの症例が多く、内視鏡による手術を行う入院が多数を占めております。次に多いのは、慢性腎不全に対する精査・治療目的の入院になります。３位は心不全による入院で、平均年齢は８０歳を越える患者さんが多くなっており、合併症により入院期間が長期化しやすい特徴があります。
小児科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040090xxxxxx0x | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他） 副傷病なし | 97 | 5.14 | 6.02 | 0.00 | 2.00 | |
| 040100xxxxx00x | 喘息 手術・処置等２なし 副傷病なし | 77 | 5.04 | 6.42 | 1.30 | 2.36 | |
| 150010xxxxx0xx | ウイルス性腸炎 手術・処置等２なし | 53 | 4.21 | 5.50 | 0.00 | 5.68 | |
| 0400801199x00x | 肺炎等（1歳以上15歳未満） 手術なし 手術・処置等２なし 副傷病なし | 49 | 5.65 | 5.79 | 2.04 | 5.14 | |
| 030270xxxxxxxx | 上気道炎 | 32 | 4.53 | 4.48 | 0.00 | 2.88 |
平成２８年度で最も多い症例はウイルス性気管支炎等の症例となっております。次いで小児喘息性気管支炎、ウイルス性腸炎などの順になります。年齢層として幼児期の患者さんが多く、約１週間前後で退院しています。地域の中核的病院として小さいお子さんを持つ親御さんの不安を解消すべく、かかりつけ病院・クリニックと連携し、小児医療に取り組んでおります。
外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060035xx99x60x | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等２６あり 副傷病なし | 71 | 3.13 | 4.48 | 0.00 | 63.46 | |
| 060335xx02000x | 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし | 41 | 8.59 | 7.61 | 0.00 | 60.56 | |
| 060035xx99x70x | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等２７あり 副傷病なし | 31 | 4.06 | 4.84 | 0.00 | 73.10 | |
| 060035xx99x50x | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等２５あり 副傷病なし | 29 | 3.00 | 4.42 | 0.00 | 63.69 | |
| 060035xx01000x | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし | 28 | 17.29 | 15.92 | 0.00 | 73.89 |
外科の症例数１位・３位・４位は、大腸癌に対する化学療法の症例となっております。また５位は、大腸癌で手術をした症例となっており、がん診療連携拠点病院として悪性腫瘍の治療に積極的に取り組んでいます。
小児外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060150xx03xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 | – | – | 5.60 | – | – | |
| 060170xx02xxxx | 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 | – | – | 8.57 | – | – | |
| 060150xx02xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 | – | – | 9.91 | – | – | |
| 060160x199xxxx | 鼠径ヘルニア（15歳未満） 手術なし | – | – | 2.42 | – | – | |
| 140590xx97xxxx | 停留精巣 手術あり | – | – | 3.29 | – | – |
平成２８年度で最も多い症例は鼡径ヘルニアに対するヘルニア手術です。診療報酬の算定上、上記表に掲載されておりませんが３３件の症例数になっております。次いで、虫垂炎と臍ヘルニアに対する手術の症例の順となっております。小児科同様、身体的・精神的にも幼いお子さんの不安を少しでも解消できるように約１週間前後の入院期間で治療を行っております。
産婦人科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術（腟式を含む。） 腹腔鏡によるもの等 | 41 | 6.80 | 6.42 | 0.00 | 42.61 | |
| 120060xx01xxxx | 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 | 22 | 10.55 | 10.05 | 0.00 | 48.86 | |
| 120140xxxxxxxx | 流産 | 20 | 1.45 | 2.43 | 0.00 | 34.45 | |
| 120170xx99x0xx | 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等２なし | 15 | 15.40 | 20.79 | 6.67 | 30.80 | |
| 120070xx01xxxx | 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術（腟式を含む。） 開腹によるもの等 | 14 | 10.50 | 10.36 | 0.00 | 61.64 |
産婦人科で多い症例は良性腫瘍に対する入院となっております。また当院は、がん診療連携拠点病院・周産期母子医療センターに指定されており地域の産科・婦人科共に中核の役割を担っております。
放射線科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040040xx9903xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２３あり | 16 | 44.38 | 31.17 | 12.50 | 67.75 | |
| 040040xx9902xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２２あり | 14 | 20.21 | 24.87 | 14.29 | 80.57 | |
| 090010xx99x2xx | 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等２２あり | 13 | 37.54 | 30.85 | 0.00 | 67.31 | |
| 070040xx99x2xx | 骨の悪性腫瘍（脊椎を除く。） 手術なし 手術・処置等２２あり | – | – | 24.03 | – | – | |
| 040010xx99x2xx | 縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等２２あり | – | – | 30.15 | – | – |
平成２８年度で最も多い症例は肺癌に対する放射線・化学療法となっております。次いで乳癌、骨・リンパ節などの転移巣に対する放射線治療の順になります。がん診療連携拠点病院として地域の病院と連携し、放射線療法を中心とした、がん治療を行っております。
皮膚科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 | 12 | 13.00 | 8.96 | 0.00 | 70.83 | |
| 080011xx99xxxx | 急性膿皮症 手術なし | – | – | 11.97 | – | – | |
| 080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外） 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等２なし | – | – | 8.78 | – | – | |
| 100100xx99x0xx | 糖尿病足病変 手術なし 手術・処置等２なし | – | – | 23.37 | – | – | |
| 080007xx010xxx | 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）等 手術・処置等１なし | – | – | 4.28 | – | – |
皮膚科では帯状疱疹や急性膿皮症、皮膚の悪性腫瘍の手術等、様々な症例の治療を行っております。特に多いのは帯状疱疹や急性膿皮症等に対する抗ウイルス剤の投与や軟膏・内服での治療となっております。
泌尿器科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 110070xx0200xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし | 75 | 8.75 | 7.44 | 1.33 | 76.44 | |
| 110080xx01x0xx | 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 手術・処置等２なし | 40 | 14.83 | 13.39 | 0.00 | 68.38 | |
| 11012xxx020x0x | 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等１なし 副傷病なし | 29 | 8.66 | 5.83 | 0.00 | 65.31 | |
| 110200xx02xxxx | 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術 | 28 | 11.68 | 9.98 | 0.00 | 74.32 | |
| 110310xx01xx0x | 腎臓または尿路の感染症 経皮的腎（腎盂）瘻造設術等 副傷病なし | 15 | 18.20 | 14.67 | 13.33 | 76.73 |
平成２８年度で最も多い症例は膀胱癌に対する膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的）目的で入院される症例となっております。次いで前立腺癌に対する腹腔鏡下悪性腫瘍手術、尿管結石に対するレーザー等を用いる尿路結石除去術（経尿道的）目的で入院される症例の順となります。病状による変動はありますが膀胱癌、尿路結石は約１週間、前立腺癌は約２週間の入院期間となります。がん診療連携拠点病院として手術に加え、化学療法、放射線療法といった様々な「がん治療」を地域の病院と連携して行っております。
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
| 初発 | 再発 | 病期分類 基準（※） |
版数 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
| 胃癌 | 51 | – | – | – | – | 28 | 1 | 7 |
| 大腸癌 | 17 | 25 | 26 | 14 | 11 | 264 | 1 | 7 |
| 乳癌 | – | – | – | – | – | 13 | 1 | 7 |
| 肺癌 | – | – | 14 | – | – | 16 | 1 | 7 |
| 肝癌 | – | – | – | – | – | 29 | 1 | 7 |
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約
上記は５大癌について、初発患者は、ＵＩＣＣ（国際対がん連合）が定めたＳｔａｇｅ分類で集計し、再発患者は期間内の患者数を集計しています。初発とは、当院において悪性腫瘍の診断や初回治療を実施した人数を指します。再発とは、当院・他医療機関を問わずに初回治療が完了した後、当院にて患者を診療した場合や、がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした人数を指します。当院は胃癌・大腸癌といった消化器系の悪性腫瘍の患者が多くなっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
| 患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
|---|---|---|---|
| 軽症 | – | – | – |
| 中等症 | 41 | 14.34 | 81.00 |
| 重症 | 13 | 15.92 | 81.15 |
| 超重症 | – | – | – |
| 不明 | – | – | – |
上記は当院で肺炎で入院された患者さんをＡ－ＤＲＯＰスコアを用いて重症度別に集計しました。Ａ－ＤＲＯＰスコアとはＡ（年齢）、Ｄ（脱水）、Ｒ（経皮的動脈血酸素飽和度）、Ｏ（意識障害）、Ｐ（収縮期血圧）で構成されており、該当する項目が多いほど重症度が高くなります。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
| ICD10 | 傷病名 | 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| G45$ | 一過性脳虚血発作及び関連症候群 | 3日以内 | – | – | – | – |
| その他 | – | – | – | – | ||
| G46$ | 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 | 3日以内 | – | – | – | – |
| その他 | – | – | – | – | ||
| I63$ | 脳梗塞 | 3日以内 | – | – | – | – |
| その他 | – | – | – | – | ||
| I65$ | 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの | 3日以内 | – | – | – | – |
| その他 | – | – | – | – | ||
| I66$ | 脳動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの | 3日以内 | – | – | – | – |
| その他 | – | – | – | – | ||
| I675 | もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> | 3日以内 | – | – | – | – |
| その他 | – | – | – | – | ||
| I679 | 脳血管疾患，詳細不明 | 3日以内 | – | – | – | – |
| その他 | – | – | – | – |
脳梗塞と呼ばれる上記疾患の患者さんをICD１０コードごと、発症日数別に集計しています。３日以内だと急性期、その他は慢性期を指しております。
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満） | 268 | 0.68 | 2.00 | 1.12 | 68.71 | |
| K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 131 | 3.82 | 12.64 | 12.21 | 77.78 | |
| K6871 | 内視鏡的乳頭切開術（乳頭括約筋切開のみのもの） | 72 | 2.11 | 6.24 | 9.72 | 72.06 | |
| K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 48 | 1.31 | 13.56 | 20.83 | 78.65 | |
| K708-3 | 内視鏡的膵管ステント留置術 | 41 | 2.66 | 9.12 | 9.76 | 63.20 |
内科では、消化器内科の拡大・医師増員により内視鏡での手術が大多数を占めております。１位は、内視鏡的大腸ポリープ切除術となっており、内視鏡で電気焼灼し切除する方法が主となり、ほとんどの症例が１泊２日の入院で行われております。次に多い内視鏡的胆道ステント留置術は胆道系疾患に対しプラスチック又は金属製のステントを挿入し胆道を広げる手術となります。
小児科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K7151 | 腸重積症整復術（非観血的なもの） | – | – | – | – | – | |
| K9131 | 新生児仮死蘇生術（仮死第１度） | – | – | – | – | – | |
| K664 | 胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む） | – | – | – | – | – | |
| K718-22 | 腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴うもの） | – | – | – | – | – | |
| K9132 | 新生児仮死蘇生術（仮死第２度） | – | – | – | – | – |
小児科では小腸が大腸に入る「腸重積症」に対する手術が多く行われております。乳児期の患者さんが多く、肛門から空気を注入し、圧を加えることにより整復を行う手術です。
外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 50 | 2.70 | 5.36 | 0.00 | 59.72 | |
| K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 40 | 1.95 | 3.60 | 2.50 | 68.50 | |
| K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 30 | 3.87 | 15.37 | 0.00 | 72.60 | |
| K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側） | 16 | 1.31 | 3.19 | 0.00 | 65.56 | |
| K655-22 | 腹腔鏡下胃切除術（悪性腫瘍手術） | 13 | 1.77 | 21.38 | 7.69 | 70.54 |
１位は腹腔鏡で行う胆のう摘出術が最も多くなっております。胆のう結石や胆のう炎が原因で行われる場合がほとんどです。２位・４位は、鼡径ヘルニアの根治術となっております。３位・５位は、それぞれ大腸癌と胃癌に対する手術となっており、がん診療連携拠点病院として悪性腫瘍の手術に積極的に取り組んでいます。
小児外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 33 | 1.00 | 1.00 | 0.00 | 4.58 | |
| K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側） | – | – | – | – | – | |
| K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの） | – | – | – | – | – | |
| K6333 | 臍ヘルニア手術 | – | – | – | – | – | |
| K718-22 | 腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴うもの） | – | – | – | – | – |
お腹の中にある臓器（小腸、大腸など）が飛び出し、鼡径部が腫れる疾患を「鼡径ヘルニア」といい、手術により腹膜の出っ張りを無くし、腹圧がかかってもお腹の臓器が脱出しないようにする手術が「鼡径ヘルニア手術」です。小児外科において１番多く手術症例があり、術後翌日にはほとんどの患者さんが退院しております。
産婦人科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡） | 50 | 0.94 | 4.84 | 0.00 | 40.58 | |
| K867 | 子宮頸部（腟部）切除術 | 27 | 1.00 | 1.15 | 0.00 | 37.70 | |
| K877 | 子宮全摘術 | 27 | 1.85 | 9.44 | 0.00 | 52.85 | |
| K9091 | 流産手術（妊娠１１週まで） | 17 | 0.06 | 0.12 | 0.00 | 35.41 | |
| K8881 | 子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（開腹） | 14 | 0.93 | 8.57 | 0.00 | 61.64 |
産婦人科では良性腫瘍・悪性腫瘍ともに腫瘍摘出の手術を行っていますが、中でも1番多い手術は子宮付属器（卵巣）の腹腔鏡手術となっております。開腹の手術も行っておりますが腹腔鏡で行うことで傷痕が小さく入院平均日数も短くなっております。また、次に多い子宮頚部切除術は平均２泊３日と短期入院で行えます。
皮膚科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除） | – | – | – | – | – | |
| K0063 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径６ｃｍ以上１２ｃｍ未満） | – | – | – | – | – | |
| K0052 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２ｃｍ以上４ｃｍ未満） | – | – | – | – | – | |
| K0132 | 分層植皮術（２５ｃｍ２以上１００ｃｍ２未満） | – | – | – | – | – | |
| K0133 | 分層植皮術（１００ｃｍ２以上２００ｃｍ２未満） | – | – | – | – | – |
皮膚科で最も多い手術は、皮膚悪性腫瘍の切除術となっております。また悪性以外の良性の皮膚・皮下腫瘍の手術は腫瘍の大きさ・露出部かによって手技が分類されております。
泌尿器科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K8036ｲ | 膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用のもの） | 86 | 2.83 | 6.16 | 3.49 | 76.69 | |
| K7811 | 経尿道的尿路結石除去術（レーザー） | 29 | 2.62 | 5.03 | 0.00 | 65.31 | |
| K843-2 | 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術 | 29 | 1.93 | 11.52 | 0.00 | 68.00 | |
| K8411 | 経尿道的前立腺手術（電解質溶液利用） | 28 | 1.93 | 9.07 | 0.00 | 74.61 | |
| K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 27 | 2.30 | 12.37 | 18.52 | 74.37 |
泌尿器科で最も多い手術は膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的）となっております。尿道から内視鏡を挿入し、腫瘍を切除します。開腹手術に比べ侵襲性が低く、手術時間も短時間になります。次いで内視鏡とレーザー等を用いて尿管結石を細かく砕き取り出す尿路結石除去術（経尿道的）、前立腺癌に対する腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術などを行っております。
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード
| DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
|---|---|---|---|---|
| 130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | – | – |
| 異なる | 25 | 0.55 | ||
| 180010 | 敗血症 | 同一 | – | – |
| 異なる | – | – | ||
| 180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | – | – |
| 異なる | – | – | ||
| 180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 22 | 0.49 |
| 異なる | – | – |
最も医療資源を投入した傷病名が上記に該当する患者さんで、更に入院契機傷病名と同一か異なるかで集計しています。「１３０１００播種性血管内凝固症候群」は入院契機傷病とは異なるが大多数を占めており、入院してから発症している症例が多いことが分かります。「１８００４０手術・処置等の合併症」は、同一が多くなっており、他医療機関から合併症で紹介され入院治療される患者さんもいるようです。
更新履歴
- 2017/09/28
- 病院指標を公開しました。
- 2017/09/29
- 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）を更新しました。