明治44年2月、明治天皇は桂総理大臣に「医療を受けることが出来ずに困っている人達に施薬救療し、済生の道を弘めるように」という「済生勅語」に添え、150万円を下賜されました。この基金をもとに済生会は発足しました。
済生会の出発点である「施薬救療」の精神を引き継ぎ、当院では社会福祉法に基づいて経済的な理由により必要な医療を受ける機会が制限されることのないよう、診療費の自己負担を軽くする無料・低額診療事業を実施しています。
平成22年度からは、経済的な生活困窮者だけではなく、刑務所からの出所者の社会復帰を支援するなど、院外でも積極的に生活困窮者支援事業に取り組んでいます。
平成14年7月にへき地医療拠点病院に指定されました。川内地域診療所への訪問診療(写真は久見崎診療所)、甑島手打診療所への代診医派遣を行ってきました。